2013年10月29日

きのこ展(10/26,27)

きのこ展が終わって、ちょっと燃え尽きています。
でも仕事はしてます。ガンガン納品してます。


きのこ展後半、まとめです。

まず26日(土)。台風、大雨。
ダンナくんは前日大雨の中採集しまくった手土産を持って、私は追加の品物を持って出勤!?
道路が池。明日は晴れるって分かってるからか、人は少なめ。
仕事が詰まって事務所に2泊の朝帰りの私はでろんでろんで、記憶が・・・あれ?
生物部さんの出展の前に張り付いて離れなかったとか粘ったとか・・・汗。

写真を見返すとどうやら、返りに第二定点観察場所へ寄ったらしい。
夏きのこ斜面(勝手に命名)にはなーんも無い。

結局見られたきのこは、
ザラエノハラタケ?・カニノツメ・キツネノタイマツ・シロソウメンタケ・エリマキツチグリ。

そして家の前の切り株から、毎年恒例ナラタケ。秋だなぁ。



気を取り直して27日(日)待ちに待った、快晴。

早朝から頑張りました。今日持っていく分を採集に第一定点観察場所の公園へ。
観察会でもない限り、普段専門家に同定してもらえるチャンスは無いので、持っていけるだけ持って行こう!とダンナと二人で張り切る。

この朝見た種類は、
ムラサキシメジ・コムラサキシメジ・ナラタケ属・アキヤマタケ属・エリマキツチグリ・シロソウメンタケ・カヤタケ属・テングタケ・キイボカサタケ・クロラッパタケ・オトメノカサ属・キツネノタイマツ・フサタケ属・ベニタケ属・クヌギタケ属・スギタケ属・オニフスベ・ノウタケ・タマキクラゲ・茶色いフウセンタケ属(ウッドチップに大量)・オオホウライタケ・チャブクロの仲間・モリノカレバタケ属・ザラエノハラタケ?・ハタケシメジ・ツノマタタケ・クサウラベニタケ?・アセタケ属いろいろ・カニノツメ・キツネタケ属。

おおーっ、たまにはと思って列挙してみたけど、この場所で1年半観察してきて一番の豊作かも。
さすがにもうイグチ属はいない。

エリマキツチグリが場所を選ばずあちこちに出ていた。来年は居ないんだろうな。
去年はオオホウライタケが至るところ、だった。今年はまったく見ない。


結局3時間たっぷりかかって、クーラーボックス2個をいっぱいにした。
植物園に着くと、臨時駐車場までいっぱいだった。
ひえーっ、会期中で一番の人の入り。屋台には長蛇の列。園内も人人人。

人は多かったのだけど、肝心の園内のきのこは少なかった。
ナラタケもムラサキシメジも出ていないし、恒例のマントカラカサタケも見られなかった。残念。
「今日からきのこ展が始まればいいのに」
保坂先生が笑いながらぼやいていた。


20131029-1.jpg
いつもの公園のナラタケ属。絵になる。



20131029-2.jpg
今までナラタケと呼ばれていたもののなかには、実は数種類が混ざっていたらしい。
肉眼で捉えられる特徴だけでは、ナラタケ、とは断定できないのだそうです。



・・・・・結局生きのこしか撮って無い。だめじゃん。
販売風景とか、園内風景とか、何も無い。うわー。

posted by kinoko-mono at 18:37| 菌探訪

2013年10月22日

きのこ展(10/20)

日曜にかはく筑波実験植物園にて開催中のきのこ展に行ってきました。
当日は大雨!絶え間なくずーっと土砂降り。
こんな雨の中じゃお客さんは少ないのかな、と思いつつ行ってみればとんでもない。大盛況でした。

もちろんきのこ展に行くからには、手土産はかかせません。
先週のオニフスベは育ってるかなー?

育ってた!!やったね。

20131020-1.jpg
直径は20cmほど。先週のよりちょっと小さめだけど、まだ若くて真っ白で状態は非常に良い。
持ってみると結構重い。乾いた老菌は風で転がる軽さなのに。

それにしても、ちょうど人間の頭蓋骨くらいの大きさ。
森の中でなにやら白い丸いものを運ぶ人・・・・・通報されそう。


20131020-2.jpg
こんな感じで土の中である程度の大きさに育ってから、一気に地面の上に出てくる。


1本だけ出ていたキタマゴタケとオニフスベ1個を持ってきのこ展に行きました。
イグチ類は見かけなかったので、夏きのこは終わりかな。


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生きのこの展示。
今年は建物内で展示していたので、雨を気にせず見ることができます。


ダンナくんはオニフスベを保坂先生へ納品(笑)に、私は佐野書店さんの販売ブースへ納品に。


20131020-4.jpg
新作ピンバッジ(左タマゴタケ・右シロオニタケ)

これが好評であっという間に売り切れてしまったので、今追加の商品作ってます。
他の補充商品と一緒に次の土日に持っていきます。

posted by kinoko-mono at 06:29| 菌探訪

2013年10月15日

叩けばホコリの出る日(観察日10/14)

いつもの公園。
先週から一転、カラカラに乾いている。

下草の生えているあたりだけがかろうじて湿り気を保っているので、そんな雰囲気のところを重点的に見ると、ぽつらぽつらと出ている。
イグチの仲間やテングタケの仲間がまだ出ている。黄色のHygrocybeの仲間も結構あちこちに見られた。

それからそれから初遭遇!
きましたーっっ。オニフスベ!!
直径は最大でも20〜25cmくらいで小さめ。先週からの湿り気が続いていれば、もっと大きくなっていたのかな。幼菌で中身が白いのは1,2個で、あとは全部茶色のスポンジ状でした。

20131015-1.jpg
無造作にゴロンゴロン転がってる。
持ち上げるとものすごく軽い。オニフスベは足がなく丸いので、地面からとれて転がりながら崩壊しつつ胞子をまき散らす。納得。

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触ると胞子がホコリのように舞い上がる。劣化して粉状になりかけた、やわらかく密なスポンジをちぎっている感触。


20131015-3.jpg
辺りにはノウタケが一面に出ていた。
見渡すかぎりぐるっとの範囲で、軽く200本以上はあると思う。
いつも見る茶色のタイプではなく、白くてツルッとしていてまんまるに見える。
でもノウタケなので足がある。このタイプは初めて見た。

園内の別の場所には普通の茶色タイプが出ていたのに、オニフスベのあった一帯だけは白くてまんまるタイプだけしかなかった。
家来?(笑)
不思議だなぁ。

posted by kinoko-mono at 07:55| 菌探訪

2013年10月12日

ハナオチバタケ(観察日10/6)

気温が下がり、雨がしっかり降ったあとの大発生。
至るところきのこだらけ。


ハナオチバタケ

今回は公園内の別々の場所でそれぞれが大群落を作っていた。
この色の差は何に起因するんだろう。
紫紅色タイプと褐色タイプが1センチの距離で隣り合うこともある。
きのこの気まぐれ?



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posted by kinoko-mono at 22:29| 菌探訪