2013年12月24日

ハダイロガサ?


少しお湿りがあったので、いつもの公園へ様子見に。


珍しくもないきのこなんだけど、出たてで新鮮なスエヒロタケは実は見たことが無かった。
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裏側のひだがとても綺麗なのです。




キクラゲの幼菌と硬質菌が新しく発生してるくらいで、他は何も見つからないかと諦めての帰り道。竹林にて。
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ヌメリガサ科のハダイロガサ?
硬質菌さまには悪いけど、やっぱり傘と柄のあるきのこを見ると嬉しくなってしまう。



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連続して同じ範囲に生えているので同一種で間違いないと思うのだけど、変異の幅が大きい。
ハダイロガサであれば、東北きのこ図鑑にそのような記述があった。

posted by kinoko-mono at 02:35| 菌探訪

2013年12月15日

ビフォーアフター?


いつもの公園はカラカラできのこの姿はゼロ。
寒くなったから発生してないんじゃなくて単に乾燥が続いているせいかな。

そんな中、10月にオニフスベとノウタケの仲間が大量発生したポイントでは・・・・・まだ残ってた。たぶん11月中旬くらいから新たな発生は無いので、以前のものが乾燥してずっと残っている状態。

ビフォー(10月中旬)
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中はまだ未成熟なので真っ白。




アフター
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師匠はノウタケの仲間だと言ってたんだけど、一般的なノウタケとは色々違う。
ノウタケは頭が崩れていくように胞子をとばして、最後には根本だけ残るんだけど、こやつらはチャブクロの仲間みたいに口があいて胞子を吹き出す。写真は中身がなくなって皮がぺしゃんこになっている状態。


落ち葉に埋もれて見分けがつきにくいので、ダンナくんが踏むわ踏むわ。
うっかり踏むとブフォォーっと大量の胞子を吐き出すんで、そこいら一帯が黄土色の煙まみれに。
ダンナくんは5メートルごとに連続3回くらいトラップにかかってた(汗


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老菌を半分に切ってみた。
きのこの上半分〜3分の1くらいに胞子が詰まっているみたい。
スポンジ状なのでとても切りにくい。この写真では切断されて無いんだけど、地中に土と混ざった非常に硬い菌糸のかたまりができていている。


オニフスベの残骸も残っていたので、お持ち帰りしました。
そういえば北アメリカにはオニフスベの仲間で、Calvatia sculpta てのが居るらしいんですが、
この方が造形的にすごい。見たいぞ!触りたいぞ!(ヒマな人は検索してみてね)


さて、季節はきのこ閑散期に入ってきたので、制作を頑張ろうと思います。
とりあえず年末までは仕事に追われますので、次の更新はお正月あたりになるかもしれません。


posted by kinoko-mono at 16:20| 菌探訪

2013年12月04日

きのこPINS タマゴタケ


みんな大好きタマゴタケ。

きのこPINSシリーズは、半立体のレリーフ状で、リアリティある精密な造形を目指しています。


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タマゴタケ Amanita hemibapha

アイテム:PINS(ピンバッジ)
素材:きのこ部分は真鍮
サイズ:きのこ部分 タテ21mm×ヨコ13.5mm 厚み最大5mm

この制作は楽しかったです。
美しいラインを出すことと、理想のタマゴタケのカタチを追求しました。


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上から真鍮アンティーク(古美)仕上げ、真鍮、銅で制作したバージョン。
クリアコーティング済み。

来年はこれに色をつけてみようと思っています。


タマゴタケ実物はこちら↓
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posted by kinoko-mono at 23:00| 作品紹介

2013年12月03日

きのこPINS シロオニタケ


今年の夏にこれでもか!ってくらい沢山遭遇した、シロオニタケがPINS(ピンバッチ)になりました。

きのこPINSシリーズは、半立体のレリーフ状で、リアリティある精密な造形を目指しています。


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シロオニタケ Amanita virgineoides

こちらはシルバー(銀)製。
この真っ白が出せるのは今のところシルバーだけです。
変色防止のためにクリアコーティングしてありますので、物理的に傷がつかない限りは白色が保たれます。

イボをつけるのがそりゃもう大変だったこと。肉眼の限界かも。
ちなみに、ちびきのこシリーズの幼菌はイボ部分の制作に実体顕微鏡を使用しました。

製品サイズ:きのこ部分 タテ21mm×横18mm  厚み最大5mm


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裏面はフラットです。


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こちらは上から、銅・真鍮・洋白で制作したバージョン。
変色防止クリアコーティング済み。


シロオニタケ実物はこちら↓

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posted by kinoko-mono at 23:00| 作品紹介

2013年12月02日

植物園で冬のきのこを観察しよう♪ (12/1)


筑波実験植物園で年4回ほどある、きのこがテーマの自然観察会に参加してきました。
講師は保坂健太郎氏です。

この観察会、春夏秋冬あるんですがなかなかの人気なのです。
申し込んでも抽選で落ちてしまうこともしばしば。遠方から参加されている方も結構多いです。
そんなわけで、今年は初参加でした。

今回は保坂先生も下見をしていないそうなので、まったく何が出ているかわからないとのこと。
室内で30分ほどの簡単なレクチャーのあと、いざ園内へ観察に。

植物園内は区画ごとに様々な地域の植生が見られます。
観察&採集は、きのこのとれた場所や環境などを記録しながら行うので、参加者は園内地図と記録用紙と採集道具を持って指定の区域内で観察をします。

気温は低いけどひなたはポカポカしていて絶好の観察日和。
私は早速2週間前にエノキタケが出ていたポイントへ。


いましたー。ちょっと乾燥してるけど。
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冬の代表選手、エノキタケ。
ちなみに真冬でも出る。凍ってもまた解けて復活する。



それからこちらは生態写真じゃなくてすいません。
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スギタケ属。切り株から生えていました。
なぜ採集後の写真かと言いますと、おそらくこの日一番きれいなきのこだったので、参加者全員集合で大撮影会に!人混みに負けた私は写真を撮り損ねました。
下に敷いてある紙が記録用紙です。


その後区画を移動して、午前中いっぱい屋外での観察と採集を行いました。
そして午後は室内にて持ち帰ったきのこの同定と、先生の解説を聞きます。


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この日とれた主なきのこは、ヒラタケ、ナラタケ属、ニガクリタケ、スギタケ属、ムラサキシメジ、サンコタケ、シラタマタケ、キクラゲ、エノキタケなどなど。(硬質菌を除く)
やはり人数が多いと無いなりに色々見つかりますね。
とはいえ種類は少ないので、いつもならこの後一人数点、DNA解析用のサンプルを作るのですが今回は無し。(この作業が慣れないと結構ツライ!)

余った時間を使って、今話題?の「きのこ検定」練習問題に参加者全員で挑戦。
これがもう笑えるくらい分からない!
特に歴史・文化・芸術あたりなんてもうさっぱり。どーれーにーしーよーおーかーな♪って感じ。
大人は真剣、子供は途中で飽きて走り回る(笑)

採点結果は、最高得点70点代が1名、その他惨敗?
保坂先生はさすがに90点代だったそうです。
ご興味のある方は、公式テキストが案外身近な書店にも置いてありますので、チャレンジしてみては?

そんな様子で、いつもとはちょっと趣向の違う観察会は終了となりました。
最後のきのこ検定が一番体力使ったかも。

posted by kinoko-mono at 23:57| 菌探訪

ちびきのこチャームを使ったブレスレット


ちびきのこチャームvol.1を使ったブレスレットです。

最低3個くらいは付けないと寂しい感じ。
もちろん10種全部詰め込んでもOK!

一見きのこモチーフって分からないところが良い?


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チェーンと金具も真鍮製

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posted by kinoko-mono at 00:00| 作品紹介