筑波実験植物園で年4回ほどある、きのこがテーマの自然観察会に参加してきました。
講師は保坂健太郎氏です。
この観察会、春夏秋冬あるんですがなかなかの人気なのです。
申し込んでも抽選で落ちてしまうこともしばしば。遠方から参加されている方も結構多いです。
そんなわけで、今年は初参加でした。
今回は保坂先生も下見をしていないそうなので、まったく何が出ているかわからないとのこと。
室内で30分ほどの簡単なレクチャーのあと、いざ園内へ観察に。
植物園内は区画ごとに様々な地域の植生が見られます。
観察&採集は、きのこのとれた場所や環境などを記録しながら行うので、参加者は園内地図と記録用紙と採集道具を持って指定の区域内で観察をします。
気温は低いけどひなたはポカポカしていて絶好の観察日和。
私は早速2週間前にエノキタケが出ていたポイントへ。
いましたー。ちょっと乾燥してるけど。

冬の代表選手、エノキタケ。
ちなみに真冬でも出る。凍ってもまた解けて復活する。
それからこちらは生態写真じゃなくてすいません。

スギタケ属。切り株から生えていました。
なぜ採集後の写真かと言いますと、おそらくこの日一番きれいなきのこだったので、参加者全員集合で大撮影会に!人混みに負けた私は写真を撮り損ねました。
下に敷いてある紙が記録用紙です。
その後区画を移動して、午前中いっぱい屋外での観察と採集を行いました。
そして午後は室内にて持ち帰ったきのこの同定と、先生の解説を聞きます。

この日とれた主なきのこは、ヒラタケ、ナラタケ属、ニガクリタケ、スギタケ属、ムラサキシメジ、サンコタケ、シラタマタケ、キクラゲ、エノキタケなどなど。(硬質菌を除く)
やはり人数が多いと無いなりに色々見つかりますね。
とはいえ種類は少ないので、いつもならこの後一人数点、DNA解析用のサンプルを作るのですが今回は無し。(この作業が慣れないと結構ツライ!)
余った時間を使って、今話題?の「
きのこ検定」練習問題に参加者全員で挑戦。
これがもう笑えるくらい分からない!
特に歴史・文化・芸術あたりなんてもうさっぱり。どーれーにーしーよーおーかーな♪って感じ。
大人は真剣、子供は途中で飽きて走り回る(笑)
採点結果は、最高得点70点代が1名、その他惨敗?
保坂先生はさすがに90点代だったそうです。
ご興味のある方は、公式テキストが案外身近な書店にも置いてありますので、チャレンジしてみては?
そんな様子で、いつもとはちょっと趣向の違う観察会は終了となりました。
最後のきのこ検定が一番体力使ったかも。
posted by kinoko-mono at 23:57|
菌探訪