遅ればせながら、小林路子さんの展覧会が終了しました。
期間中ミュージアムショップにてkinoko-monoの品をお買い上げ下さった皆様には心より感謝申し上げます。
残念ながら展覧会は巡回しないとのことです。また関東や他の地域でも開催して欲しいですね。
kinoko-monoは初日にギャラリートークと合わせてどっぷり小林路子ワールドを堪能してきちゃいました。私のつたない言葉では表現できないので菌類画についてのコメントはしませんが、1枚づつ満足ゆくまで味わうにはかなりの時間を要しました。あえて挙げるとすれば以前、吉祥寺美術館ではガラスの向こうであまり近づけなかったトキイロヒラタケを、間近でもじっくり観ることができたことが感激でした。ギャラリートークでは後半、来場者からの質問に答えてくださり、小林さんの人柄に触れることができました。これぞまさに彼女の菌類画を表す「きのこの生きている環境も含めてひとつの世界」という言葉が印象的でした。また、30年数年前に「きのこの絵を描いています」と人に言ったところ、「あら、やらしい!」と返され(ええー!?何考えてるのこの人!)と驚愕したエピソードには笑いました。そういえばkinoko-monoも10年くらい前はきのこのアクセサリーを作っていると言うと気持ち悪い・変な人扱いだったので隠していましたし・・・。深山幽谷の気配漂うドクツルタケは、霧立ちこめる森の中を歩き続け、案内人も迷ってるのでは?大丈夫なの???という経験をされたそうで、まさにその雰囲気そのままを閉じ込めた画で、ひやっと湿った空気に頬を撫でられた気がしました。
ミュージアムショップは谷中イリアスさんプロデュースで、「第二会場みたいなミュージアムショップ」を目指しkinoko-monoを含む様々な作家作品が並びました。こちらも堪能していただけたのではないでしょうか。

お土産。
会場の正面写真を撮り忘れる失態。
以下、ミュージアムショップの様子。





帰りぎわ雨のなか、京都駅のライトアップが綺麗でした。

心に焼き付けたものを糧に、また作ります。