2018年05月09日

ウメハルシメジ

GWに体調を崩してしまったせいでちょっと遅くなってしまった今年のハルシメジポイント。
残念ながら古くなっている個体がほとんどで食料採取断念。
今年はピクルスにしてみようかと思っていたのに。

20180508-1.jpg

20180508-2.jpg
順調に勢力を拡大中のようなので、来年に期待。

20180508-3.jpg
まとまった雨が無かったのでまったく期待していなかったけれど、思ったよりもきのこは出ていた。

20180508-4.jpg
出たてのアラゲカワキタケ。かわいい。

時間があったので筑波山の北側あたりを回って帰る。
杉林の落葉層からコザラミノシメジらしききのこが発生していた。
フラワーパークの売店だけ寄って野菜やらお買い物。
今年はなかなかフィールドに出る時間がとれないので、だいぶ菌成分が足りない。


posted by kinoko-mono at 00:00| 菌探訪

2018年04月19日

茨城県自然博物館に行ってきました

茨城県自然博物館に初めて行きました。
お目当ては開催中の企画展「変形菌」なのですが・・・。
20180415-3.jpg
博物館入り口。
奇跡的に人のいない写真ですけど、実は雨の日曜にも関わらず駐車場は満車の、大型バスも来てて人混みにびっくり。
20180415-4.jpg
展示室につながるホール内にはメタセコイヤと恐竜がどーん。大迫力。
背景はガラスの向こうに館外の森が広がっていて、見せ方がうまい!
館内は多くの家族連れで大混雑。
押したくなるボタンや楽しい仕掛けがいっぱいの展示にお子さん大興奮。大きな水槽や動く恐竜など、随所に楽しませる工夫の凝らされた展示は大人も釘付け。なるほど納得のにぎわいです。
20180415-5.jpg
各展示室は立体的な構造でつながれていてまるで迷路のよう。
そこまで広くはないと思うのですが、三次元的に凝縮されている感じです。
どうしよう、常設展が楽しすぎて全然進めない・・・。
20180415-6.jpg
とか言ってるそばから展示できのこ探し。きのこバカ。
これがまた良くできていて。
20180415-7.jpg
案内板があるんですけど、うーん、クロハツの左後ろあたりに見えるハナオチバタケっぽいの、書いてないぞ・・・。
とかやってると本気で時間が無くなってきました、急げー!

20180415-1.jpg
そうそう、これがお目当てです。
巨大ジクホコリさんたちが出迎えてくれます。
入るとカラフルな子実体写真にまず足が止まり、振り返ると変形菌の動く様子を早回しにした動画に見入ってしまいました。
巨大迷路では黄色いポンチョを着てお子さんたちが走り回ったり、かぶりもので子実体なりきり写真が撮れたり、やはり随所にお子さんを飽きさせない工夫がされています。
20180415-2.jpg
生きたイタモジホコリの変形体が元気に活動中。
顕微鏡で原形質流動の様子を観たり、実体鏡で子実体を観察したりもできます。
変形菌にまつわるざっとひとまわり、難しくなりすぎない範囲で紹介してくれています。
はじめて変形菌という生き物を知る方も、それなりに知っている方もそれぞれ楽しめる内容で良かったです!

20180415-8.jpg
館外には森や広場や遊具施設などもあり、結構な広さ。
博物館裏に広がる菅生沼(すがおぬま)はまるで高地の湿原にいるような景色で、ここが茨城だってことを忘れます。オススメです。
どちらも入館料を払って博物館内から行くようになっていますのでご注意を。

車でないとアクセスが悪いのがネックですが、家族で一日遊び倒すにはもってこい。
お子さん連れが圧倒的に多かったので、静かに楽しみたい方は平日の方が良いのかもしれません。
私もダンナくんも子供に返っちゃってましたが・・・汗。

※変形菌展は6月10日までです。

posted by kinoko-mono at 06:03| 菌探訪

2017年09月02日

きのこワンダーランド1期

千葉県立中央博物館で開催中の「きのこワンダーランド」展へ行ってきました。
条件が良ければ生態園できのこでも探そうかと思っていたのですが、しばらく乾燥が続いていた上に当日は雨。おかげさま?で展示をのんびり楽しむことができました。
20170831-4.jpg
エントランス

20170831-5.jpg
きのこハウスにはちゃんとひだがあるのだ!必見(笑)

20170831-1.jpg
20170831-2.jpg
展示は1期と2期があって、展示内容が変わるそうです。
ヤコウタケは良く光っていました。
貴重な模型や標本類も多く展示されていました。
面白かったのはきのこのニオイが嗅げるコーナー。いちごじゃなくて”ストロベリー香料の香り”とか。
また、きのこグッズ展示も充実していました。きのこにのった妖精が印象に残りました。
ちょっと順路が複雑で分かりにくいのですが、最後に大作氏のきのこ写真を人の背丈より大きく引き伸ばした展示があり、記念撮影コーナーのようになっています。キヌガサタケの網目の下から見上げる竹林はまさに小人になった気分で臨場感たっぷりでした!
1期の展示は9月10日(日)までです。

20170831-7.jpg
この巨大べにてんが造形的に大変素晴らしかったのです。

20170831-6.jpg
ひだが美しい。

20170831-3.jpg
(クリックで拡大)
2期は9月16日(土)からです。
大人向けとのことで、オクトーバーフェスト10月7日、8日や、講演会も充実しています。

posted by kinoko-mono at 00:02| 菌探訪

2017年08月27日

ベニイグチ祭り

先週に引き続き桜川市のポイントへ。
ここ数日は乾燥が続いたのでどうなっているのか気になる。
林内は乾いていたけれど大型のイグチ類、テングタケ類、ベニタケ類が目立つ。
イグチ類は半乾きやカビにやられているものが多く、道がきのこ臭いありさま。
落葉から発生する小さなきのこたちはすっかり乾いてしまっていた。

20170827-1.jpg
夏といえばシロオニタケ
いつ見ても惚れ惚れします。
ちなみにこちらスマホカメラで撮影。なんだか不思議なボケ方します。

20170827-2.jpg
ピンクの大型ベニタケ属を初めてみました。沢山発生していて目立ちます。
柄が全体的にほんのり赤色で、ヒダにも赤い縁取りがあります。
ヤブレベニタケでしょうか。

20170827-8.jpg
キイロイグチ幼菌

20170827-6.jpg
ふわふわしたカビにやられたキイロイグチ

20170827-7.jpg
カビのアップ。スマホ+ルーペ。
フタマタケカビ??

20170827-3.jpg
ベニイグチ幼菌

20170827-4.jpg
ベニイグチ

20170827-5.jpg
ベニイグチ

ベニイグチ祭りでした。
あんなに見たかったのに、ありがたみがどんどん低下していく(笑)
なんという贅沢!
低地の公園はすっかり乾いてからからになっていたのに、ここはきのこ楽園でした。

posted by kinoko-mono at 22:18| 菌探訪

2017年08月22日

全てが大量

つくば周辺にもついに、きのこ大爆発がやってた!!!
公園から道路脇から街路までそこらじゅうがきのこまみれ。
うちから近いつくば市N公園はこんなありさま。
写真アップが間に合わない。

20170821-6.jpg
ヤマドリタケモドキ大量

20170821-1.jpg
ヤマドリタケモドキ幼菌

20170821-8.jpg
ムラサキヤマドリタケ大量

20170821-4.jpg
ムラサキヤマドリタケ幼菌

20170821-3.jpg
アカヤマドリ幼菌大量。まだ傘が開いた個体がいない。

20170821-5.jpg
ウスキテングタケの大行進!?

20170821-9.jpg
ヘビキノコモドキだって大量

20170821-2.jpg
スミゾメヤマイグチ
都市公園にも出るのですねー。初めて見ました。
って、背後になんかいる!?

20170821-7.jpg
歩道脇がこの状態。

posted by kinoko-mono at 19:19| 菌探訪

2017年08月20日

前に進めない

春に目をつけていた桜川市のポイントに行ってみようということに。
その前に一箇所気になっていた場所に寄ってみたものの地衣類は良いけどきのこには・・・という感じ。
20170820-1.jpg
トゲハクテンゴケ(地衣類)とシラホシコヤガの幼虫
シラホシコヤガは地衣類を食して地衣類を身にまとう蛾です。

目的地へ到着。
長雨のせいで足の踏み場がないくらいきのこが発生している。
巨大ムラサキヤマドリタケがぼんぼん。
20170820-8.jpg

20170820-9.jpg

20170820-11.jpg
写真を撮ろうとしゃがみこむと落葉から発生した極小きのこが大量に見えてしまってもう一歩も進めなくなる。
これはシロコナカブリかな?

20170820-10.jpg
状態の良いキツネノハナガサがあたり一面。

20170820-5.jpg
道にはボタンイボタケだらけ。
このきのこどうやってもピントが合わない。

20170820-6.jpg
イグチ類も沢山出ていたものの、本日のピカイチはこれ。
ハナガサイグチ

20170820-7.jpg
ものすごい蛍光オレンジで目立つこと。目がチカチカする。

そして行きに地衣類を身にまとう幼虫を見つけたからか、変な虫が気になってしまった。
20170820-2.jpg
ボロボロの硬質菌からなにか管状のものが沢山ぶらさがっている。

20170820-3.jpg
風もないのに一斉に違う方向へうにょんうにょんうにょん。
ひぇぇ、気持ち悪い。

20170820-4.jpg
管の中には虫が入っていた!
調べてみるとヒモミノガの一種らしい。

他、ハナオチバタケ、ホウライタケ属の仲間数種、コチャダイゴケ、コテングタケモドキ、ムラサキホウキタケ幼菌、ベニイグチ、ドクカラカサタケ、アカキツネガサ、不明イグチ大量、アカヤマタケ属、ノウタケなどなど、種類豊富で色鮮やか写真も取り切れないくらいの大小様々なきのこが出ていました。
長雨効果の大量発生ですが今まで見たことがない種類を沢山見ることが出来たので、しばらくはここに通うことになりそうです。

posted by kinoko-mono at 23:00| 菌探訪