2022年01月01日

あけましておめでとうございます

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本年もよろしくお願い申し上げます

posted by kinoko-mono at 02:56| その他

2018年03月28日

ありがとうございました

遅ればせながら、小林路子さんの展覧会が終了しました。
期間中ミュージアムショップにてkinoko-monoの品をお買い上げ下さった皆様には心より感謝申し上げます。
残念ながら展覧会は巡回しないとのことです。また関東や他の地域でも開催して欲しいですね。

kinoko-monoは初日にギャラリートークと合わせてどっぷり小林路子ワールドを堪能してきちゃいました。私のつたない言葉では表現できないので菌類画についてのコメントはしませんが、1枚づつ満足ゆくまで味わうにはかなりの時間を要しました。あえて挙げるとすれば以前、吉祥寺美術館ではガラスの向こうであまり近づけなかったトキイロヒラタケを、間近でもじっくり観ることができたことが感激でした。ギャラリートークでは後半、来場者からの質問に答えてくださり、小林さんの人柄に触れることができました。これぞまさに彼女の菌類画を表す「きのこの生きている環境も含めてひとつの世界」という言葉が印象的でした。また、30年数年前に「きのこの絵を描いています」と人に言ったところ、「あら、やらしい!」と返され(ええー!?何考えてるのこの人!)と驚愕したエピソードには笑いました。そういえばkinoko-monoも10年くらい前はきのこのアクセサリーを作っていると言うと気持ち悪い・変な人扱いだったので隠していましたし・・・。深山幽谷の気配漂うドクツルタケは、霧立ちこめる森の中を歩き続け、案内人も迷ってるのでは?大丈夫なの???という経験をされたそうで、まさにその雰囲気そのままを閉じ込めた画で、ひやっと湿った空気に頬を撫でられた気がしました。
ミュージアムショップは谷中イリアスさんプロデュースで、「第二会場みたいなミュージアムショップ」を目指しkinoko-monoを含む様々な作家作品が並びました。こちらも堪能していただけたのではないでしょうか。

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お土産。
会場の正面写真を撮り忘れる失態。
以下、ミュージアムショップの様子。
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帰りぎわ雨のなか、京都駅のライトアップが綺麗でした。
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心に焼き付けたものを糧に、また作ります。

posted by kinoko-mono at 22:41| その他

2018年01月01日

あけましておめでとうございます

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本年もよろしくお願い申し上げます

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2017年12月24日

本の紹介「世界は変形菌でいっぱいだ」

毎度ごぶさたしております。
きのこシーズンも終わり仕事もバタバタしているので街路の地衣類に遊んでもらっている今日このごろです。
久しぶりに何度も読み返したい一冊に出会ったので、つたないですが本の紹介などしてみようと思います。
でもきのこじゃない!
きのこが好きでフィールドに出る方なら必ず遭遇したことがあるであろう「変形菌」のお話です。
しかし美しい写真集や図鑑とは一味違います。
変形菌と暮らす少年の、世にも不思議な「家族」との日々を綴った本なのです。


「世界は変形菌でいっぱいだ」 増井真那 (朝日出版社)
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朝日出版社公式ページ
増井真那氏ツイッター
ますいゆうこ氏ツイッター(増井氏の母上)

美しい絵や写真の図鑑はもちろん良いです。しかし一歩引いて外から全体を眺めているので客観的で他人的。
この本では、5歳〜16歳までの著者の目線で、彼が共に暮らす変形菌について等身大の語り口で紹介してくれます。その”うちのコ感”がとても身近に感じて親近感が湧きます。
しかし著者はただ変形菌を愛でるだけの人ではなく研究者なので、実験もして研究もしています。研究などと聞くと身構えてしまいがちですが大丈夫。変形菌と暮らしている彼しか撮れない写真を惜しげもなく沢山見せてくれて、私たちがわかる言葉と考え方でわかりやすく順を追って話してくれます。
難しい話をしているのにぜんぜん難しくない。
変形菌について何も知らない方でも、生き物好きならぐんぐん引き込まれてしまうでしょう。

すごーく大雑把な内容
・まずは変形菌という生き物について。著者との出逢い。逃げ切れなかった母上。
・あんまり?全然?歩かないフィールドワークの楽しさ。
・メインは変形菌たちとの暮らしぶり。好みも性格も様々、うんちもするよ、でも繊細でキレイ好き。
・変形体で行っている実験について。一緒に暮らしてないとできません!


以前、菌類関係の合宿で知り合いの変形菌研究会の方に、飼育中の変形体たちを見せていただいたことがあります。やはり、なかなか家を空けられず、泊まりになる場合は連れて行っているとのことで、餌の試行錯誤など興味深いお話を聞かせてもらいました。タッパーを沢山いれたコンテナを2つも連れて参加されていました。増井さんの本を読んでも、とにかく手がかかり目が離せなくて、いくら変形菌が好きで情熱があっても家族(人間の!)の理解と協力が無ければ到底無理でしょう。そういう意味でも、大切な「家族」について書いた本であるように感じました。

私は仕事で必要なのと、落ち葉の下の小さいきのこや地衣類を見るのが好きなので、ルーペを常に持ち歩いています。ルーペ仲間や落ち葉ごそごそ組は歩みが極端に遅いので、基本的に最後尾かおおむね置いて行かれます。それでも移動速度が早すぎるのと目線の関係で変形菌の子実体はあまり見つけることができません。逆に大きめのきのこを見る歩き方だと変形体に遭遇することが多いです。一期一会のあの網目模様にいつも惹かれます。
kinoko-monoは実物に遭遇した感激やら嬉しさを形にしているようなので、出会わないことには作れません。
この本のおかげで、もう少し変形菌が身近な存在に思えてきました。これからもっと出会えそうな気がします。
どうやら私は「子実体派」ではなく「変形体派」だったようなのです。

最後に。
全編通して、とても丁寧な印象を受けました。時間をかけて大事に作った本なのだろうと伝わってきます。
変形菌という生き物を楽しく興味深く知るにも良いでしょう。
大人も子供も関係なく、疑問に思うってなんだろう、研究するってどういうことだろう、好きなことを見つけたり続けたりするのってどうしたらいいのかな?ということにアドバイスをくれる本でもあると思います。
しばらく読み返す本になりそうです。

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カバーをとるとほっこりするよ。
posted by kinoko-mono at 18:45| その他

2017年12月01日

京都&大阪ありがとうございました

毎度ごぶさたしております。
怒涛の関西二往復を終えぐったりしていましたが、やっと復活してきました。
遅くなってすみません・・・。
京都いきもにあ、大阪自然史フェスティバルにご来場くださった皆様ありがとうございました!!
心より感謝申し上げます。

久しぶりの関西は本当に楽しかったです。
会いたかった人に会えて、新しい出逢いやご縁もあり、びっくりするような再会もあって、思わぬ人に出逢えて、まあとにかくしゃべりまくり、そしてイベントを運営する方々の熱意に心打たれました。
きのこフェスの頃から応援してくださっている皆様にはもう頭が上がりません。ありがとうございます。また行けるように頑張ります。

今年のイベント出店はこれにて終了。
次は来年の梅雨ごろに関東の皆様とお会いできる予定です。

販売店さまでは通年で品物を置いていただいておりますので、そちらもよろしくお願いします。
近々、関東以外で2ヶ所、復活します!お楽しみに。

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posted by kinoko-mono at 23:41| その他

2017年08月05日

「みんなでやろう!地衣類GO」

地衣類の大村嘉人先生が#地衣類GOの投稿を利用した
というまとめサイトを開設しました。
学名と和名で検索できるのが大変ありがたいです。
みなさんの投稿が増えるとリストが充実するのも嬉しいです。

大村先生のツイッターアカウントはこちら

posted by kinoko-mono at 17:17| その他